教育費のやりくりの末、奨学金を利用する家庭も増えています。
しかし、就職が実現しなかったり、就職して間もなく離職したものの再就職できず、奨学金の返済が滞る件数も増えています。
そんな中、奨学金の返済を肩代わりしてくれるという企業も現れ始めました。
毎月数万円の返済分を、肩代わりしてくれるなら、返済の立場にある学生にとってはありがたいことですね。
また企業にとっても、希望の学生を取り込むための、人材確保戦略としている一面もあります。
ただ、奨学金を肩代わりしてくれる企業はごく少数です。
企業が肩代わりしてくれることを前提にした教育費プランニングは、ファイナンシャルプランニング的には少々無理があるように思います。
奨学金を肩代わりしてもらえるならそれに越したことはありませんが、奨学金利用を前提とした教育費プランニングにおいては、学生側が自力で返済する計画を立てていくことが重要でしょう。
(奨学金を親が返済する、という方法もありますけれどね)
ちなみに、奨学金の返済を肩代わりしてもらった場合、その返済分の金額は上乗せの給与として税務上は取り扱われるようです。なので社会保険料と税金が増えるため、給与額が同じである同期社員と比べて、手取り額は若干少なくなります。ですが老後にもらえる年金は、若干ですが増額にはなりますね。とても小さい観点の話ですが。
ちょっと話がそれましたが、奨学金の返済を肩代わりするという企業の取り組みについて、今後も注目したいと思います。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2016/01/06(水) 00:32:49|
- ライフプラン・家計
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0