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二次相続のことまで考えて相続対策をする

両親がともに亡くなる時、母親と父親が亡くなるので、相続が2回発生します。
この2度目の相続のことを、二次相続と言います。

相続対策というと、目先の相続(直近に発生する相続)のみについて考えがちです。
しかし父親(または母親)が亡くなった時のことを考えて相続対策を行っても、その次に母親(または父親)が亡くなった時に多くの相続税が課税されてしまうなら、それは有効な相続税対策とは言えません。

二次相続対策の大きなポイントとしては、一次相続とそのあとの二次相続とでの遺産分割案をあらかじめいくつか検討し、2度の相続で発生する相続税額の合計がもっとも小さくなるような案を考えておくことです。

さらに、配偶者への財産移転に関するポイントがあるので、ご紹介します。

・相続税の配偶者控除
一次相続の時、相続税の配偶者控除が使えるからと言って、多くの資産を配偶者に移転してしまうと、二次相続の時に多額の相続税を払うことになる可能性があります。
節税の工夫として、配偶者控除をフル活用しないという方法もあります。そうすることで、一次相続も二次相続も低率の相続税の支払で済み、節税効果を高めることができます。

・配偶者へ移転した財産は、配偶者が消費する
一時相続では相続税の配偶者控除を活用したうえで、換金性の高いものを配偶者に相続し、配偶者が生存中はその財産を消費して生活するようにします。
こうすることで、二次相続の時に配偶者が保有する財産が減少し、結果として相続税の課税を抑えることが期待できます。

これらの対策を講じることで、多額の資産をお持ちのご家族の場合であれば、一時相続と二次相続の相続税額の合計が、数千万円も節税になることがあります。
しかし財産分与において、家族がみな納得できる分割案であることが望ましいのは、言うまでもありません。
家族間でのコミュニケーションを取りながら、円満に次世代に資産を承継でき、かつ負担する相続税額を軽減できるようなアドバイスをすることが大切ですね。


とは言ってみたものの、ここまで税に踏み込んだアドバイスをするなら、税理士の資格は必要になりますが・・・。
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  1. 2013/03/01(金) 06:08:54|
  2. 相続・事業承継
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著者:「FPの知恵・要望を結集した無料のライフプランソフトFinancial Teacher System」開発チーム代表 佐藤潔之

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金融業界でシステム開発に関わっているITコンサルタント・システムエンジニアです。当ライフプランソフト(家計分析シミュレーションソフト)はどなたでも使えるフリーソフトなので、どうぞご利用ください。

マネーやFPに関する勉強会を複数運営しています。詳しくは下記リンクの項目をご覧ください。

保有資格:FP1級/証券外務員1種/簿記2級/データベーススペシャリスト/情報セキュリティスペシャリスト/応用情報技術者/Microsoft認定ITプロフェッショナル

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