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ライフプランソフト(家計シミュレーションソフト) Financial Teacher System 最新情報

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相続放棄の活用場面

ここのところ、相続関連の記事が多くなっておりますが、本日も相続に関連した話題です。
相続に関連したさまざまなネタを仕入れる機会がありましたので、ブログ記事にしております(^o^)
次回からは少し話題を変えていきますので、本日もお付き合いのほどよろしくお願いします★


相続の放棄は、負債を引き継がないための対策だけではなく、別の使い道もあります。
そういった相続放棄の活用場面についてお伝えします。


■相続の順位を変更したい場合

相続の順位は、
第1順位:配偶者
第2順位:子
第3順位:直系尊属(父母、祖父母など)
第4順位:兄弟姉妹
となっています。

相続を放棄することで、後ろの順位の人に意図的に相続させることができます。
たとえば、配偶者と直系尊属に相続権がある場合(子がいない場合が該当)、その直系尊属が相続放棄すると、相続の権利が兄弟姉妹に移ります。
本来、直系尊属である親が受け取れる相続財産を、その子である兄弟姉妹に移転させることができるので、その直系尊属にとっての一種の生前贈与の形態でもあります。直系尊属が放棄しなかった場合と比較して、その直系尊属が死亡したときの相続財産の評価額を下げる効果もあります。



■負債の方が多い場合に相続の事務手続きを簡素化する

相続財産で明らかに負債の方が多い場合、だれもが放棄したくなるでしょう。
でも配偶者と子供が全員放棄しても、相続権が直系尊属に移るだけです。このままではまずいので、直系尊属も放棄の手続きをするでしょう。
そうすると、今度は被相続人の兄弟姉妹に相続権が移ります。この方々も負債を受け取りたくはないので、放棄することになるでしょう。

このように、相続財産が負債の方が多い場合で、相続人全員が負債を受け取りたくはない場合、広い範囲の親族に対して放棄の手続きをしなくてはなりません。これは時に、大掛かりな作業になります。
直系尊属に超高齢の方がいる場合、その方に相続放棄の手続きを取ってもらうのは大変です。
代襲相続となる人数が多いと、放棄対象の親族を探し回るのにも苦労します。
たくさんの親族が放棄の手続きを取ることで、広い範囲の親族に弁護士などの相談料が発生してしまうこともあります。

このように大がかりな放棄の手続きを取るくらいなら、限定承認を選択する方法があります。そうすれば次の相続順位の方に相続権が移ることもなく、負債を消滅させることができます。
しかし限定承認を行うには、相続人全員が限定承認を選択し、様々な事務手続きを行う必要があります。さらに限定承認は、その手続きが煩雑であることから、敬遠されることもあります。

そこで、放棄と限定承認を組み合わせることで、相続の事務手続きを簡素化できます。具体的には
・特定の1人の相続人を除いて、全員放棄する
・残った一人が、限定承認の手続きを進める
ことで、一人の相続人だけが限定承認の事務作業を行えば事足りるようになります。
比較的時間のある相続人が代表して、限定承認の手続きを行えば、全体として合理的な相続手続きとなります。



■遺産分割協議に参加したくない場合

遺産分割協議は、時に揉め事に発展することもあります。
また、仲の悪い親族と話し合う場を持つくらいなら、相続財産などいらない、と考える方もいるでしょう。
そのような人は、相続放棄を選択することも一つの方法です。


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  1. 2013/07/08(月) 21:38:15|
  2. 相続・事業承継
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著者:Financial Teacher System 開発チーム代表 佐藤潔之

著者:Financial Teacher System 開発チーム代表 佐藤潔之
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金融業界のITコンサルタント・システムエンジニアです。FP、金融機関などお金の専門家のコンサルティング、業務サポートが本業です。
ボランティアベースでこのライフプランソフト(家計分析シミュレーションソフト)を開発しています。多くの方のお金の課題解決につながるよう、どなたでも使えるフリーソフトとして提供しています。

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