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FPの知恵・要望を結集したライフプランソフト開発ブログ

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火災保険の勉強会に参加し、火災保険の潮流を知った

先日、火災保険の勉強会に参加してきました。
私は普段の仕事で、火災保険の販売や営業を直接行っているわけではありません。しかし住宅購入のプランニング、ならびに生涯のライフプランニングには関わっていますので、火災保険の知識は重要です。

今回の勉強会に参加し、火災保険についての見識を広めることができました。
また、現在開発中の統合ファイナンシャルプランニングシステムの、開発上の参考になった点もありました。

その内容をすべてお伝えはできませんが、個人的に記憶にとどめておこうと思ったところを中心に、下記の通りまとめています。
なお、勉強会の内容で学んだことに加え、私の考えも追記している箇所があります。
皆様も、参考になるところがあれば幸いです。


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FP試験では、住宅火災保険、住宅総合保険、という区分を学んだ。
しかし現在はこの2種類の枠にとらわれず、様々な補償プランが存在する。

どの保険会社も、いわゆる住宅総合保険は取り扱っているので、どの会社で契約しても同じと考えている人が多い。
確かにどの保険会社の住宅総合保険であっても、補償ががあるかないかでいえば「ある」だ。しかし、どれくらいの金額を補償するのか、どこまで細かい損害までを補償してくれるのかは、保険会社によってばらつきがある。
(ファイナンシャルプランナーは、消費者のニーズにあった保険を選択するには、それ相応のスキルは必要)

風水害での補償は、一定額以上の損害の時にしか保険金が払われない保険と、軽微な損害であっても実損額を補償してくれる保険とがある。もちろん前者の方が保険料は安く、他社より保険料がお得と見せかけることはできる。
現在は後者の保険が販売の主流になっている。

水害により、1階部分が床上浸水していなくても、地下室が浸水した場合、一定基準に従って補償の対象となる場合はある。(言葉上解釈される「床上浸水」でなくても、保険金が下りる場合はある)

実損額を保険金として支払ってくれる場合であっても、もらえる保険金に2パターンがある。
一つが損害額ベース。実際に損害にあった部分をもとに、保険金額を算定する。
もう一つは修理費ベース。損害額だけでなく、復旧に必要な修理費を、保険金額として支払ってくれる。
例えばコンロ・食器洗い乾燥機・レンジが一体となったキッチンがあり、その1部分だけが損害を受けたが事実上丸ごと買い換えないと意味をなさない場合があったとする。この場合、実損額ベースだと損傷した部分の金額だけを個別に算定して補償されるのに対し、修理費ベースだと丸ごと買い換えた時の金額を補償してくれる。
もちろん、修理費ベースの方が、保険料は高い。

個人賠償責任保障特約では、示談交渉サービスがついているかどうかも大切なポイント。個人が示談交渉をするのは骨の折れる作業。しかし勝手に示談交渉をしても、保険会社がそれに基づいて保険金を支払ってくれるとは限らない。示談交渉サービスがあると、いざという時に助かる。

最近の住宅は、太陽電池、燃料電池、電力調整機器など、さまざまな機械設備が導入されている。通常、これらの設備がメーカー保証期間を過ぎて故障した場合、その修理費は居住者負担である。しかしこの修理費を補償してくれる特約も出始めている。(家電量販店が独自に行っている延長保証と同じ位置づけのサービス)

地震保険の支払いは、全損、半損、一部損の3種類。これらは既定の比較的簡易的な審査で決定される。実損額は一切考慮しない。
地震保険は、スピーディに保険金を支払うことに重きを置いている。東日本大震災の発生日から2か月後には、地震保険に加入していた被災者の9割の査定が終わっていたといわれている。
今年7月から、地震保険料の耐震等級割引に変更がある。耐震等級1なら10%割引、耐震等級2なら30%割引、耐震等級3なら50%割引。

火災保険は通常、長期の契約は引き受けない(保険料自体が年々上昇する可能性もあるため)
ただし30年近くの住宅ローンの契約で住宅を買う場合は、融資をする金融機関からの依頼もあり、長期の保険契約を引き受ける場合がある。
したがって、比較的短い保険期間で契約している人が、あとから長期の保険契約を締結することは通常は難しい。

火災保険は今後値上がりする可能性がある。日本全体で住宅の老朽化が進み、給排水設備のトラブルが増えているため。
地震保険は、今後も上昇する可能性がある。現在の保険料は、南海トラフ地震の発生確率などが考慮されていない。
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以上
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  1. 2014/04/10(木) 23:17:59|
  2. 保険・リスク管理
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著者:「FPの知恵・要望を結集した無料のライフプランソフトFinancial Teacher System」開発チーム代表 佐藤潔之

著者:「FPの知恵・要望を結集した無料のライフプランソフトFinancial Teacher System」開発チーム代表 佐藤潔之



金融業界でシステム開発に関わっているITコンサルタント・システムエンジニアです。当ライフプランソフト(家計分析シミュレーションソフト)はどなたでも使えるフリーソフトなので、どうぞご利用ください。

マネーやFPに関する勉強会を複数運営しています。詳しくは下記リンクの項目をご覧ください。

保有資格:FP1級/証券外務員1種/簿記2級/データベーススペシャリスト/情報セキュリティスペシャリスト/応用情報技術者/Microsoft認定ITプロフェッショナル

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