ここ最近、保険会社の合併のニュースでにぎわっていますが、一部の人は保険会社の規模拡大に違和感を感じ始めています。
保険という金融商品は、もとは助け合いの精神の下でみんなでお金を出し合い、困った状況におかれてしまった方にそのお金を提供する、という考え方から生まれたものです。
助け合いの精神で生まれた保険ですが、その保険の世界で、規模拡大に燃えている経営者の姿も見受けられるようになりました。
助け合いの精神は二の次で、胴元の利益や規模拡大に主眼が置かれて運営されているようにも感じます。
規模を拡大することで、保険料が下がるとか、迅速な支払いにつなげられるなど契約者にメリットがあるなら、大いに規模拡大していただきたいと思います。しかし胴元経営者や保険会社職員のために規模拡大がなされているなら、いかがなものか・・・と思う人が増えているのも理解できます。
とはいえ、保険会社が相互会社から株式会社になったのであれば、利益追求も悪くはない話ではありますが。
保険の在り方、保険会社の在り方がどうあるべきか、もしかしたらそんなことが大きな議論になる時が来るのかもしれないな・・・と、ふと思いました。
ちなみに私個人も、必要以上に保険会社が規模拡大を目指す必要はないと思ってはいます。
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- 2015/09/08(火) 01:08:33|
- 保険・リスク管理
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