自動運転車同士の事故があった場合に、過失割合ってどう計算するのでしょうね。
という議論になったのですが、今現在用いられているような、事故状況から判断する形式的な方法で、過失割合はおおよそ算定できそうな気はします。
人間によくある飲酒運転に当たるものは、自動運転車には適用されないので、幾分か簡略化して過失割合は算定できるかもしれません。
ただ厄介なのは、「人間だったら注意して防げたはずのことが、この自動運転車はやっていなかった」という状況が目撃された場合でしょう。ミラーに映る位置に人がいたのにその人と衝突したとか、人間だったら事故を予測して減速するはずのところをしなかったとか、そういう状況だった場合は逆に話はややこしくなるのかもしれません。
というのも、コンピュータの不具合による事故であるとか、コンピュータプログラムとしてプログラムすべき内容が欠けていたなどを、被害者側から証明することは非常に困難だからです。
自動運転車が普及したときの自動車保険実務は、今とはちょっと違うかたちになっているかもしれませんね。
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- 2016/11/15(火) 07:55:25|
- 保険・リスク管理
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